真の働き方改革は労働基準法を高校の必修科目にすることから

なかなか有給休暇がとれない日本企業だけど、これはちょっと悪質すぎる。

「クイズ正解で有休取得」 部下にメール、支店長注意

飲料の自動販売機事業大手「ジャパンビバレッジ東京」の支店長が部下に「有給チャンス」と称し、クイズに全問正解すれば有給休暇を取得できるとするメールを送っていたことが20日、分かった。労働組合は「有休取得は労働者の当然の権利だ」として同社に労働環境の改善を要求。親会社のジャパンビバレッジホールディングスによると、支店長を厳重注意とした。処分を検討する。

ジャパンビバレッジ東京の一部従業員が加入するブラック企業ユニオンによると、平成28年5月、都内の支店長が部下に対し、約15の駅名を挙げて「売上の高い順に並び変えてください」「全問正解で有給チャンス」などと書かれたメールを回答期限付きで送った。「不正回答は永久追放します。まずは降格」との記載もあった。

正解者はおらず、支店長はその後「残念ながら全員はずれでした。よかった。よかった」などとのメールを送っていたという。

2018年8月20日 産経新聞Webサイト

今どきブラック企業として社名が公表されると株価や新卒採用にも影響が大きいだろうから、この支店長が永久追放されかねない事態になってる。それにしても、バカだね、こいつ!

働き方改革は、まずこういうバカを徹底的に駆逐することから始めないといけない。

そのためには、高校の授業でしっかりと労働基準法を教える必要がある

労働基準法を知らないと不当な扱いを受けても気づかなかったり、団結して自分たちの権利を守ろうという雰囲気にならないからね。

すでにアルバイトをしていたり、これから社会に出て働き始める高校生にとって、労働基準法は他の授業よりずっと「自分のこと」として真剣にとらえられるし、実際にアルバイトで酷い働き方をさせられている子たちも多いみたいだ。

バイトの悩み、高校お助け 時給低い・休めない・残業多い

サービス残業をさせられたり、仕事で使う靴を買わされたり、最低賃金以下で働かされたりなど、高校生がアルバイト先で酷い扱いをされている事例が紹介されている。きっと経営者は、どうせ高校生は法律のことなんか知らないだろうとタカをくくっているんだろうね。

だからこそ、世界史や古文など知らなくても実生活にまったく影響のない「教養科目」を教えるより、労働基準法を教えるほうが重要性は高い。

ブラック企業という言葉が広まりだした10年くらい前から、一部の高校では教えているところもあったらしいけれど、最近はどういう動きなのか、ちょっと調べてみたら、

全国の高等学校等のための労働法教育プログラムが完成

去年(H29)だけど、厚生労働省が労働基準法の学習に役立つようにと冊子を作って、全国の高校に配布したという。

意地の悪い見方をすれば遅いよと言いたいけれど、ようやく国も労働者の権利を重視するようになったのはいいこと。

必修化で労働基準法が国民の常識になれば、高校生だけじゃなく、大人たちも今までのように正当な権利を知らないまま不当な働き方を強いられることは少なくなるかもね。

したっけ!

スポンサーリンク

シェアする

フォローする