札幌の町内会が一部の反対で防犯カメラを撤去 突っ込みどころ満載

札幌市のある町内会が設置した防犯カメラが、住人からの抗議で全て撤去されたというニュースがありました。これ、いろんな点で疑問に感じる点があったので、ちょっと考えてみた。

まず具体的な内容をかいつまんで説明すると、札幌市は平成30年度から防犯カメラの設置を希望する町内会に対して補助金制度を始めました。白石区にある本郷町内会はこの制度を利用して町内の4カ所に防犯カメラを設置したところ「一部の住人から抗議が殺到」したため、4台全てを撤去することにしました。

まず突っ込みどころ1

「一部の住人」って何人? また「抗議が殺到」したというけど何件あったの? このあたりの件数が見た限りの報道では具体的に示されていない。この部分は報道に対する疑問ね。

突っ込みどころ2

地元UHBテレビのニュースによると反対派の男性は「私はここに住んでいるけど、カメラで撮って犯罪を抑止するような町ではない」と言っている。その一方で賛成派の住人からは「ここ結構けんかとかいろいろあるから」という声が挙がっている。https://uhb.jp/news/7311/

本郷町内会も防犯カメラを設置した理由について「町内会に2割程度の女性の一人暮らしがいる。そういう人たちに何かあったら困るから」と言っている。

どうだろう? ケンカ騒ぎが時々起こるような町の5件に1件が1人暮らしの女性なら、防犯カメラの設置はやむを得ないと考えられないだろうか? また、小さな子供を持つ世帯からも撤去を惜しむ声が上がっている。

ただね、反対派男性の「撮影した動画を誰が管理するのか明確でなく違和感を覚えた 」という主張は理解できる。https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190214/0007856.html もし町内会が録画データを不適切に管理していると、プライバシーの侵害が起こる可能性はあるからね。

しかし報道によると反対派の男性宅は防犯カメラに映る場所にはないというのに、なぜ過剰に反対するんだろうか? 「肖像権の侵害でもあるし、下手したら基本的人権を侵すかもしれない」https://uhb.jp/news/7311/ と言うけれど、それ言ったらスーパーやコンビニの防犯カメラとか、警察が道路に設置しているNシステムや、最近増えているドライブレコーダーとかも全部肖像権や基本的人権の侵害になっちゃう。もうすでに、あちこち防犯カメラだらけになってるのが実情。

そう言うおいちゃんだけど、このブログの「日本が中国や英国のような監視社会になる日」っていうエントリーでは日本じゅうに監視カメラが増えていくことを危惧しているから、反対派の言うことも全くわからないわけじゃないんだけどね。

8月12日に大阪の富田林署から樋田淳也容疑者が逃走してから、9月12日で一か月経過したけど、未だに見つかっていない。 ...

で、最後の疑問は町内会の対応について。もしかすると、これが余計な問題を生んだ原因かもしれない。

仮に防犯カメラの設置に対してけっこうな数の反対意見があったとしても、撤去するかどうかの判断は町内の住人投票などで決めるべきだったんじゃないだろうか? 町内会の会長は「住民全員の同意をとるのは難しい」と撤去した理由を述べているけれど、全員一致の結論なんてありえないよね。なのに一部の反対だけで撤去してしまったのは、「もう面倒だから外しちゃえ!」っていう責任逃れじゃないだろうか? これじゃあ町内会の加入率なんて、ますます減っていく。逆に防犯カメラ賛成派の住人から「安全を脅かされた」と訴えられたらどうするんだろう? こんなおざなりな対応をするから全国ニュースで晒されるような事態になっちゃう。

町内会と言っても自治体の最小単位である以上は、重大な件については投票で決めるべきじゃないかって、おいちゃんは思う。

したっけね!

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