防衛予算がお年寄り予算の1/3しかない?

防衛費、5兆3千億円超で調整=概算要求、過去最大更新へ

防衛省は17日、2019年度予算の概算要求について、過去最大となる5兆3千億円超を計上する方向で調整に入った。秋田、山口両県への配備を目指す陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入費などを計上することで、18年度当初予算より1千億円以上増える見通し。非核化の進展が不透明な北朝鮮や軍事力増強を続ける中国の動向をにらんだものだ。

2018年8月17日 時事通信社Webサイト

2019年度の防衛費の要求額が過去最大になったというニュースを見て、日本の防衛費は他の予算額と比べてどれくらいの割合なんだろうかと、おいちゃん少し調べてみた。

平成30年度の予算総額は約97兆7000憶円。そのうち社会保障費が約33兆円で、年間予算の1/3を占めている。それに比べて防衛費はわずか5兆2000億円。

一口に社会保障費と言ってもいろいろあるから内訳を調べてみると、お年寄りにかかる予算だけで防衛費の3倍くらいあるってことがわかった。

  • 年金給付費 約11兆6000億円
  • 介護給付費 約3兆1000億円
  • 医療給付費 約11兆6000億円

年金給付費と介護給付費だけでも14兆7000億円。これだけでも防衛費の約5兆2000億円の2.8倍。さらにお年寄りににかかった医療給付費も合わせると、かるく15兆円を超えるだろう。

こんなことを書くと「年寄りを悪者扱いするな」って言われそうだけど、おいちゃん、別に悪いとは言っていない。

ただね、お年寄りに15兆円かかっているのに日本人全体を守るための予算が5兆円しかないっていうのがアンバランス過ぎないかって言ってるだけ。

6兆円弱ある公共事業費でさえ少ないって言われているのに、防衛費がそれよりも少ないのは寒気のする話だと思うよ。

おいちゃんが日本の防衛費の少なさを危惧しているのは、中国がドンドン軍備を拡張しているから。

産経新聞のWebサイトに、日本と中国の防衛費をわかりやすく比べた記事があったから見てみよう。

日本の国防費は横ばい 中国国防費は予算案で3・7倍、5倍近くの見積もりも

日本の防衛費を当初予算(米軍再編関連費を除く)でみると、平成14年度に4兆9392億円を計上した後は10年連続で減額。25年度以降は毎年増額され、30年度予算案は4兆9388億円となったが、過去の水準に戻ったにすぎない。

中国政府が発表した2018年度国防費予算案(約18兆4千億円)は日本の3・7倍。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は、16年の中国の国防費が日本の5倍近くになったと見積もっている。

北大西洋条約機構(NATO)は国防費を国内総生産(GDP)比「2%以上」とする共通目標を掲げ、24年までに加盟29カ国中15カ国が達成の見通し。日本は1%の横ばいが続いており、「NATOの目標に倣うべきだ」(自民党国防族)との声が上がる。

2018年3月5日 産経新聞Webサイト

中国の2018年度防衛予算は約18兆4000億円ってなっているけれど、ほんとうはもっと多いんじゃないかっていう説もある。そして中国は海洋国家になろうと海への進出を企んでいる。

「尖閣諸島は自国領だ」と言って侵略をハッキリ宣言している国が隣りにあるんだから、日本はいつまでも防衛費はGDPの1%なんて言っている場合じゃない。

GDP1%枠は三木内閣で閣議決定されたけれど、そのあと中曽根内閣で撤廃されているから、いつまでも守る必要はない。それでも日本政府は(マスコミが作り出す)世論を気にして、慣習として1%枠を守ってきただけ。

もし日本が防衛費をNATO水準の2%に引き上げても10兆円で、年間予算1000兆円のたった1/100に過ぎないし、それでも中国の防衛費の半分弱しかない。

GDP1%枠に根拠がないのと同じく2%というNATO水準にも根拠はないから、単純に何%あればいいという話もおかしいけれど、1000兆円近い予算の中で防衛費がたった5兆円しかないというのは、明らかに少なすぎ。

イージス・アショアの導入費などで「18年度当初予算より1千億円以上増える見通し」って言っても、鍵を1つ2つ増やしましたって程度でしかない。

おいちゃん、防衛費の話はすごく単純なことだと思う。

隣近所に危ない連中ばかりが住んでいて、そいつらがドスを用意したら、こっちもドスかそれ以上の武器を用意しなければならない。じゃないと、いつそいつらが押し入ってくるかもしれないから。

日本の周囲にこっちを狙っている国があれば、その国に対抗できるだけの防衛費が必要になる。

防衛費を増やすなという連中は、隣近所が銃を用意しても、ウチは包丁研げばいいっていうのと同じ。彼らが敵にやられるのは勝手だけど、おいちゃんは道連れにされたくない。

しっかりした防衛力を持つのは、「責めたらこっちが危ない」と相手に思わせるためで、残念だけど生きるための必要経費。たしかに5兆円もあれば、いろんなことに使えるのにね。

でも昔はちょっと買い物に行くのに玄関の鍵なんかかけなかったけれど、今は二重にロックしたり、警備会社と契約する家も増えてきた。

個人レベルでも周りが物騒になれば、自衛にかかるコストは増える。

だから日本はもっと防衛費を増やさなきゃならない。それに文句がある人は、日本政府じゃなくて中国共産党に言ってきてくれと、おいちゃんは言いたいよ。

したっけね!

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