7-11が24時間営業の見直し検討 レジのセルフ化こそ本筋では?

コンビニ最大手のセブンイレブン・ジャパンが直営の10店舗で、午前7時から午後11時までに営業時間を短縮するテストを始めると言います。

セブン「24時間見直し」今月から短縮を検証へ

時短営業のテストは、一部の加盟店から24時間営業の廃止を求められたことがきっかけ。ただしセブンイレブン側は当初この要求を突っぱねて、違約金として1700万円を加盟店に要求。この対応が世間からバッシングされたことが時短テストに踏み切った理由のようです。

じゃあ、なんで一部の加盟店が24時間営業の廃止を求めたかというと、世の中が人手不足で店員が集まらないのが理由。おいちゃんが住む地方都市じゃ、まだ外国人のコンビニ店員なんて見たことないけど、大都市圏じゃ当たり前の光景になってるらしいね。

一昔前は高校生や大学生の手ごろなアルバイト先として人気のあったコンビニだけど、時給に対して忙しすぎるってんで、近頃じゃすっかり敬遠されている。まあ当然だと思うよ。コンビニはレジだけじゃなく、品出しや清掃とか、勤務時間中にやらなきゃならない仕事はいっぱいある。それで最低賃金やそれに毛の生えた程度じゃ、誰だって敬遠するのが当たり前。高校生だって近頃じゃ、同じ時給ならスーパーのレジのほうがラクだからってコンビニを避けている。

それで最近は外国人留学生を使うところが多くなってるんだろうけど、それって根本的に解決策が間違ってるんじゃないかって思う。

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人余りをいいことに奴隷労働を強いてきた本部と加盟店

おいちゃんも昔セブンイレブンで夜勤のアルバイトをしたことがあるんだけど、まあ忙しかったね。二度とやりたくないわ!

勤務時間は夜の10時から翌朝の8時まで。そのあいだ途中で30分ずつ2回の休憩時間があるんだけど、それ以外は何かしら仕事が次から次へと控えている。

まず夜の10時ってーと、まだまだお客さんが多い時間帯だけど、勤務に入ってすぐに飲料や菓子類が入荷するから、それらの検品と品出しが始まる。そのあいだ、もう一人の店員がレジ業務を中心に引き受けるんだけど、レジが混んできたらこっちも検品や品出しを中止してレジに駆け付けなくちゃならない。

混雑が一段落する午前0時前になると、弁当類が入荷。廃棄処分にする弁当や総菜を棚から降ろして新しいものを陳列。レジ周りの店員はおでんの鍋を洗ったり品出しを続ける。弁当の陳列が終わったら30分間の休憩。そのあと冷蔵庫で飲料の補充をしたり外のゴミ箱の片づけ。これらが終わった時点で午前3時くらい。床磨きしていると雑誌の入荷が入る。少年ジャンプとかある日は雑誌をほどいて並べるだけでも結構な時間がかかる。

そんなこんなで朝方の4時くらいが一番暇な時間になるから交代で30分間の休憩。でも5時過ぎるともう早々と客が来店し始める。店の立地によって忙しくなり始める時間帯は違うだろうけど、おいちゃんがいた郊外の店舗だと土木や建設業の人たちをはじめ、朝早くから働いている人たちが朝飯と昼飯を買い込んでいくからレジは毎日長蛇の列。弁当は温めなきゃならないし、冷たいものと暖かいものに分けて袋詰めしなけりゃならないから、同じレジ仕事でもスーパーのレジ仕事とは忙しさが全然違う。そんなふうに次から次へと押し寄せる客を必死にさばく状況が朝5時から8時までずっと続く。

こんな店で週に5日も夜勤してたから、毎日ヘトヘトになって帰ってたわ。つくづく思ったね。コンビニは買い物に行くところで、働くところじゃないって。

おいちゃんが昔勤めたセブンイレブンの夜勤の話をしたけど、日勤も含めて忙しさはどこもあまり変わらないと思うよ。それで時給は最低賃金か毛の生えた程度なんじゃあ、コンビニの仕事なんて誰もやりたくないよね。高校生だってコンビニは避けてスーパーのバイトを選ぶくらいだ。

景気が回復してきて求人が多くなると、誰も好き好んでコンビニなんかで働く必要はない。むしろそれまでコンビニは不況をいいことに人様をはした金で使い倒していただけなんだから、今ごろノコノコ応募してくるような奴は他の仕事で断られたか、よほど世の中を知らない奴だと思うよ。

レジでの清算業務を人間がする必要はあるのか?

AmazonやGoogleがアメリカ本国で無人のコンビニを運営し始めたっていうニュースを見たことないかな? 日本でもローソンがレジの自動化に積極的に取り組み始めている。こうした動きに対してセブンイレブンは消極的らしい。セブンイレブンはあくまで対面販売を重視しているのが理由。そうした経営姿勢はちょっとしたところにも表れている。

例えばローソンはタバコの自動販売機を店の外に置いているよね。あれがタバコだけ買いに来る客をいちいち店員が応対しなくて済むようにしているわけ。でもセブンイレブンはタバコ一個でも店員が応対するのがポリシー。

でもね、これだけ人手不足なら、そうも言ってられないんじゃないかな?

そもそもコンビニ業界が人手不足に悩んでいるのは、本部の責任だと思う。完全無人化はムリだとしても、レジ業務をセルフ方式にするくらいはできたはず。お客だって自分でさっさと清算して店を出たいだろうしね。

もしレジ周りの作業、つまりお金の受け渡しや弁当類の温め、袋詰めをお客にセルフでやってもらえば、店員は品出しや清掃などの作業に専念できるから、店員2人で回していた店を1人で回すことができるようになる。これで人手不足はかなり解消できるはずだし、4人くらいの家族や親族だけでじゅうぶん回していけるはずだ。

だいたいね、加盟店は個人経営の店なんだから、まずは経営者が人一倍働くのが当たり前。むしろ今までの加盟店オーナーたちは自分たちが夜勤をやりたくないとか、ラクして儲けたいとか甘えた根性で経営してきただけっていう側面だってある。安い賃金でいくらでも人を採用できた頃は左うちわでいたくせに、自分たちが忙しくなった途端に泣き入れてんじゃねーよ! って、元コンビニ店員として言ってやりたい。

それはともかく、人手不足ならレジ作業のセルフ化は当たり前の対応策だ。そのうえで時短営業をするかどうかは、加盟店が選べるようにしたほうがいいんじゃないかな。

結局ね、コンビニチェーンの本部も加盟店のオーナーも、今まで好き放題ピンハネし過ぎたんだよ。一番泣きを見させられたのは低賃金でこき使われたバイト店員たちで、このニュースのようにコンビニ加盟店のオーナーさんも大変だねぇ、なんて話じゃないって、おいちゃんは思う。

したっけね!

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